どうも、ふわです。
竜王戦で三浦九段が、スマホを使用したソフト指しをしたんじゃないかという疑惑が上がりましたね。
この件に関しては色々複雑な思いもあり、あえて触れていなかったのですが、やはり将棋好きのブロガーとしては、自分の思いを発信しておくべきだと思い直したので、当件について語ろうと思います。
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三浦九段ってどんな人?
私が思う三浦九段は、一言で言えば真面目な努力家です。
将棋の強さは疑いようがなく、羽生さんの7冠の一角を奪った功績もあります。
また、現在も順位戦A級という、将棋界最高峰の地位を保持している一流棋士です。
しかし、一方で若手棋士の間では秘密にしておきたい研究手順等もしつこく聞いてくるので嫌われているという話も聞いたことがあります。
そんな感じで、棋士間では嫌われている部分も見える三浦九段ですが、テレビやニコニコ動画を通じて見る三浦九段は、最初に書いたイメージの通り、努力を惜しまない真面目な人物です。
少なくとも、進んで不正を行うタイプには見えません。
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三浦九段は不正をしたのか?
三浦九段の人物像から、最初にこのニュースを聞いた時は、絶対白だと思いました。
将棋ソフトが現在の棋力になる前から、ずっと強く現在もトップクラスの強さを持っている三浦九段が、リスクを顧みずにソフト指しをするとは考えられなかったからです。
また、三浦九段は昨年結婚したばかりで背負うものも出来た立場であるという背景もあります。
ただ、はっしーこと橋本八段もTwitterにて三浦九段は、1億%黒であると発言していたり、羽生さんや佐藤名人等のトップ棋士が集まった場でも三浦九段を白だと擁護する声がなかったとのことから、疑惑も感じたので噂の棋譜を見てみることにしました。(ツイートは既に削除されています。)
その、話題の2つの棋譜を見て私の考えは、黒に変わることになりました。
2016年7月26日 決勝トーナメント 久保利明九段 対 三浦弘行九段|第29期竜王戦
問題は、62手目の後手6七歩成です。
三浦九段は、この手を指す前に24分間の離席をしています。
この後の流れが相当読みにくい手順で進むんですよね。
確かに長考の結果読み切ったといいきれなくもないので、コチラだけで黒と断定するのは早計かなと思います。
三浦弘行 九段 vs. 渡辺 明 竜王 第75期順位戦A級4回戦
こちらは、対渡辺竜王戦です。
これをみて流石に黒じゃないか?と思いました。
すごく簡単に説明すると、プロ同士の将棋って普通は、1手差になるんですね。
後1手あれば、負けた方も勝てる筋があったっていうのがプロの将棋なんです。
流石に渡辺竜王相手に圧勝過ぎる。。。
読みぬけとかならまだしも、そんなレベルじゃないですからね。
しかも、普段の三浦九段ではありえない踏み込み方なんですよね。。。
重要な局面で離席した上でこんな勝ち方をしたら、、、
私は黒だと思わざるをえませんでした。
連盟の処置について
最初に書くと、連盟の処置は適切だったと思います。
周りの棋士から不正をしたと疑われる、しかも複数人に疑われたら、それはもう裁かざるをえなでしょう。
痴漢でも同じですが、やってないことの証明って正直無理ですからね!
かといって完全に黒の証拠があった訳でもないのであれば、出場停止で適当だったと思います。
さすがに、注意勧告だけでおさまる状況では無かったでしょう。
まとめ
ということで、冷静に見ると、個人的には黒だと思います。
ただし、証拠もなく三浦九段本人も認めていないので、これ以上調査しても無駄でしょう。
三浦九段の反論文も読みましたが、結局疑惑は晴れませんよね。
全てのPCとスマホの画像を渡しても正直、意味ないですから
せめて渡すなら、スマホ本体は必須でしょう。
さらにそれでも、既に処分しているPCや他の人に連絡して結果を取得している場合なども考えられるため、完全に疑惑を払拭することは無理だと思います。
プロ棋士は1局の勝敗が、今後の収入や仕事に関わってくる場合が多いです。
そして、将棋ソフトを使えば勝てる状況で使える機会もある。
そんな状況では、遅かれ早かれ不正は行われた事でしょう。
スポーツのドーピング問題と同じです。
正直、私は不正をしようと思えば出来る環境っていうのがマズかったと思いますし、三浦九段もある意味では犠牲者でしょう。
12月以降にスマホ持ち込みが禁止になった後には「将棋連盟」は、この様な事件が二度と起きないように、徹底した持ち物のチェックと管理をお願いします。
最後に私は、今後も将棋連盟及び三浦九段を含めた全てのプロ棋士を応援していくことを書いて締めさせて頂きます。
(★´-ω-).。oOO[私はもうこの件は、長引かせずにすぐに終わらせてほしい。]