どうも、ふわです。
将棋が好きな人なら、
一度は「奨励会(しょうれいかい)」って言葉を聞いたことがあるかもしれません。
奨励会は、
プロ棋士になるための養成機関です。
6級〜三段まで、
プロを目指す若い人たちが在籍していて、
その中でも
プロになれるのは三段の中から半年で2人だけ。
言葉にすると簡単なんですが、
まあ、想像以上に狭き門です。
(詳細:新進棋士奨励会 - Wikipedia)
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※ここから先は、2016年当時の話として書きます。
「中学生プロ棋士が誕生した」
2016年9月3日にそんなニュースがありました。
藤井聡太さんのプロ入りです。
あのニュースは、
将棋を知らない人にも届いたくらい、
強烈でした。
もちろん、
本当にすごいことです。
でも、
ああいう「誕生」のニュースが出るたびに、
自分はちょっとだけ別のことも考えてしまいます。
その裏側には、
年齢などの制限で、プロ棋士になる夢をあきらめざるを得なかった人たちがいる。
じゃあ、
夢が叶わなかった彼らは、
その後どうやって生きていくんだろう。
今回お話ししたいのは、
まさにそこを、
実際に追いかけた本の話です。
夢が叶わなかった人は、不幸なのか
いきなりですが、
みなさんは子どもの頃、何になりたかったですか?
サッカー選手。
歌手。
俳優。
自分も、
「医者」「プロ野球選手」「電車の運転士」みたいに、
色々あこがれてました。
でも大人になると、
だんだん分かってくるんですよね。
あ、これは無理だなって。
自分の場合は、
別に人生を賭けて努力したわけでもなく、
なんとなく「現実」を受け入れて終わりでした。
だから、
そんなに傷ついてもいない。
でも、
この本に出てくる人たちは違います。
将棋だけを磨いて、将棋に人生を賭けた人たちです。
その夢が叶わない。
それを「不幸」って言ってしまうのは簡単だけど、
じゃあ本当にそうなのか?
この本は、
そこをすごく丁寧に見せてきます。
『将棋の子』は「奨励会を辞めたあと」の本
奨励会の話って、
どうしても
「勝つ」「負ける」「昇級」「昇段」
みたいなところに目が行きがちです。
でもこの本が扱っているのは、
奨励会を辞めたあと。
そこが、
めちゃくちゃ重い。
将棋が好きな人なら、
一度は想像したことがあると思うんですよ。
もし奨励会にいたとして、
もしそこで夢が終わったら、
自分は何が残るんだろう
将棋を知らない人でも、
「ひとつの道に打ち込んだ人が、その道を失ったとき」
という意味では、
普通に刺さると思います。
読んでいて、普通に考えさせられる
正直、
読む前は「将棋の世界の話」だと思ってました。
でも読んでいくと、
これは将棋だけの話じゃない。
夢が叶わなかったあとに、人生をどう組み立て直すか
そういう話でした。
そして、
「夢が叶わなかった=終わり」ではないんだな、とも思わされます。
もちろん、
綺麗ごとだけじゃないです。
でもその分、
やたらリアルで、
読んだあとに変に余韻が残ります。
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「羨ましい」と思ってしまう瞬間がある
これ、
読む前は自分でも意外だったんですが、
途中で何度か
羨ましいと思う瞬間がありました。
もちろん、
奨励会の挫折が羨ましいわけではなくて、
そこまで何かに人生を賭けた事実が、
たぶん強いんですよね。
自分みたいに「無難に生きてきた人間」ほど、
そこに眩しさを感じるんだと思います。
文章が苦手なら漫画版もある
ちなみに、
「文章読むの苦手なんだよな…」
という人向けに、
漫画版も出ています。
こういう本は、
入り口が大事なので、
読みやすい方からでOKだと思います。
読みやすい方からでOKだと思います。
この本は、
将棋の世界を扱っているのに、
読後に残るのは
「夢が終わったあと、どう生きるか」という感覚でした。
将棋を知らなくても読めるし、
将棋が好きな人なら、
たぶん一度は胸の奥がざわっとすると思います。
気になった方は、
ぜひ手に取ってみてください。
(★´-ω-).。oOO[真面目回。本気でいい本だと思ってます]
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