ふわ日記|将棋と読書とゲームのブログ

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将棋初心者が「考えているのに勝てない」理由

将棋初心者が考えて判断する様子を表した、分かれ道と将棋の駒の比喩的イメージ

初心者は、ちゃんと考えている

 

どうも、ふわです。

 

最近、将棋は少しずつ流行ってきている気がしています。

周りで「将棋を始めてみたい」という人がいたり、
初心者に教える機会がある人も増えているのではないでしょうか。

 

そんな中で、初心者の将棋を見ていて少し考えたことがあります。

 

初心者の方って、思っている以上にちゃんと考えています

盤面をじっと見て、時間も使って、次の手を探している。

でも、それでもなぜか
よさそうな手はあまり出てこないことが多い。

 

これ、ちょっと不思議ですよね。

 

今回は、

初心者に将棋を教えるときに理解しておいた方がいいこと

について、少し整理してみます。

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初心者は、考えていないわけではない

 

まず最初に感じるのは、

初心者は決して何も考えていないわけではない

ということです。

 

盤面を見て、

  • この駒をどう使うか
  • どこから攻めるか
  • この手は危なくないか

 

いろいろ考えています。

 

実際には、相手の手もちゃんと見ています。

 

「この手って何だろう?」

と一度は考えていることが多いと思います。

 

ただ、その答えが分からない。

 

そして結局、

  • 分からないけど危なそう
  • 分からないけど大丈夫そう

という判断になってしまう。

 

初心者の将棋を見ていると、
こういう流れはわりとよくあります。

 

考えても分からないのは、実は普通

 

ただ、これは決しておかしいことではありません。

正直なところ、
相手の狙いは経験がないと分からないことが多い からです。

 

将棋の一手には、

  • 攻めの準備
  • 受けの形
  • 次の狙い
  • 局面の改善

 

いろいろな意味が含まれています。

 

例えば、

  • ただの歩突きに見えるけど実は攻めの準備
  • 何気ない金上がりだけど受けの強化
  • 駒を動かしただけで将来の攻め筋が生まれている

 

こういう意味を最初から全部理解するのは、
正直かなり難しいです。

 

だから最初は、

「この手って何だろう?」

と考えているだけでも十分だと思います。

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人の思考力だけで決まるわけではない

 

初心者の対局を見ていると、
かなり長い時間考えていることがあります。

盤面を見て、何分も悩んで、
一生懸命手を探している。

 

それでも、あとから見ると
少し不思議な手が出てくることがあります。

 

すると、

「読みが足りないんじゃない?」
「考える方向性が違うんじゃない?」

と思ってしまうかもしれません。

 

もちろん読みの深さや方向性は大事です。

 

ただ実際には、

思考力だけで将棋の差がついているわけではない

と感じることも多いです。

 

大きいのは、やはり経験です。

 

経験がある人は、

  • この形は危ない
  • この攻めはつながらない
  • この配置は崩れやすい

 

といった判断を、
過去の対局からなんとなく覚えています。

 

だから考える前に、
ある程度の結果が見えていることが多い

初心者はその経験がまだ少ないだけなのです。

 

こういう差は、将棋以外でもよくあります。

例えば仕事のクレーム対応でも、
新人とベテランでは判断が違うことがあります。

 

同じ状況でも、

  • この場合は折れた方がいい
  • この場合は譲らなくていい

というラインを、ベテランは経験でなんとなく分かっています。

だから判断が速いし、迷いも少ない。

 

将棋も少しそれに似ていて、
経験がある人ほど

「この形は危ない」
「この攻めは通りそう」

といった感覚を、過去の対局から覚えているのです。

 

将棋は、相手との交渉

 

将棋は、交渉に似ていると思っています。

お互いがやりたいことをそのまま通そうとすると、
必ずどこかでぶつかります。

相手はこうしたい。
こちらはこうしたい。

どちらも譲らなければ、
どこかで「それはダメです」と止められる。

 

だから将棋は、

お互いの主張の中で、どこまで通るかを話し合うゲーム

だと思っています。

 

そしてここでも、
経験が大きく関わってきます。

 

経験がある人は、

  • この攻めは通りそう
  • ここまでは強く行ける
  • ここからは危ない

といったラインを、
過去の対局からなんとなく覚えています。

 

だから強い人は、

「ここは踏み込める」

というタイミングが分かる。

初心者は、そのラインがまだ見えていないだけなのです。

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一番大事なのは「分からなかった局面」

 

初心者は、ちゃんと考えています。

相手の手も見ています。

ただ、意味が分からないことが多い。

 

そしてそのまま、

「まあ大丈夫そう」
「たぶん危なそう」

と流れてしまうことがあります。

 

でも、それは決して悪いことではありません。

経験がないと、
相手の狙いはなかなか見えないからです。

 

なので、もし少し初心者に教える機会があれば、

分からなかった局面をそのままにしない

ことを意識してみるといいかもしれません。

 

対局中や対局後に、
悩んでいた局面を一緒に振り返ってみる。

 

そうすると、

「なんでここで悩んでいたんだろう」

という理由が見えてくることがあります。

 

それを繰り返すことで、
少しずつ「知っている局面」が増えていきます。

そしてその経験が、
次の対局で少しずつ活きてきます。

 

将棋は、

お互いのやりたいことをうまく調整していくゲーム

です。

 

教えるときでも、

相手がどこで悩んでいたのか、
どんな局面で詰まっていたのかを意識して振り返る。

そういう時間が、
将棋を好きになるきっかけ になることもある気がしています。

 

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