
どうも、ふわです。
将棋の囲いの崩し方は、囲いごとに覚えるのも大事です。
ただ、いきなり特定の囲いの崩し方を覚えようとしても、
なかなか理解が進まないこともあります。
そこで今回は、
囲いごとの手順ではなく、
囲いを崩すときの基本方針
について整理してみます。
この考え方を知っておくと、
初めて見る囲いに対しても
「どこに手がかりがあるか」を見つけやすくなります。
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囲いは「同じ場所」だけを攻めても崩れない
囲いが崩せないとき、
多くの人は同じ場所を攻め続けてしまいがちです。
駒がぶつかっている場所や、
さきほど仕掛けた筋に、
つい意識が集中してしまいます。
でも囲いというのは、
守りが多い場所ほど、簡単には崩れません。
受け駒がそろっているところを攻めても、
自然に受けられてしまい、
なかなか形が変わらないことが多いです。
これはほぼ、鉄板を素手で貫こうとしているのと同じです。
できる人は、たぶん将棋より格闘技向きです。
なので大事なのは、
「どこを攻めるか」よりも、
「どこが崩れやすいか」を探すことです。
囲いは一見固く見えても、
連結が弱い場所・駒の頭・端・こびんなど、
どこかに必ず薄い部分があります。
攻めが止まったと感じたときほど、
囲い全体を見直すだけで、
崩しの糸口が見えてくることがあります。
① 守りの金をはがす
囲いを崩す基本は、守りの金を攻めることです。
囲いの主役は金です。
金がいるから固い。
逆に言えば、
金が動くだけで一気に薄くなることもあります。
恋愛と同じでいきなり本命に突っ込むより、まず周りから攻めるイメージです。
将棋もだいたい同じです。
理想は、金や銀といった高い駒ではなく、
桂馬・香車・と金などの安い駒で触ることです。
もちろん単純に取れることはほとんどありません。
ですが、連結を崩すだけでも十分な効果があります。
金は斜めに誘われると一手で元の位置に戻りにくいため、
斜めに動かすだけでも囲いは弱くなります。
以下、対振り飛車でありそうな局面です。
ここで4三銀のような手も考えられますが、少し手が重いです。

このような場合は、4三と金と寄る手が成立しています。
ここで相手が同金と取ると、金が離れるので6二銀と金の頭に銀を打つ手が強烈です。
相手がそれを嫌って、4三と金と寄る手に相手が6二金と逃げても、
そこで5三と金とさらに押し売りする手もあります。
これで同金と斜めに誘って次の6二銀が金の両取りでさらに強烈です。
固い囲いでもこのように金を1枚はがすことができれば、
一気に崩しの糸口が見えてきます。
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② 桂馬・角の頭を狙う
桂馬の頭や角の頭は、実戦で弱点になりやすい部分です。
これらの駒は前に進めないため、
真正面から触られると受けにくいという特徴があります。
守りの一部として桂馬や角が配置されている場合、
金銀に比べて守りの枚数が足りないことが多く、
その前のマスが薄くなりやすいのがポイントです。
目の前に立っているのに「そこ守ってないんかーい」となる場所です。
例えば次の囲いでは、7四の角の頭を守っているのは銀1枚だけです。
もしここが金や銀で構成されていれば、
2枚で守る形になり、弱点にはなりにくいでしょう。

このような配置であれば、7五歩と突く攻めが成立します。

放置されれば7四歩と取り込んで角取り。
同歩なら7四香が角と金の両取りになります。
桂馬や角は、自分の前を守る力が弱い駒です。
頭から触るだけで形が崩れやすくなるので、実戦では意識したいです。
③ 守りの枚数を減らす
囲いは、
駒同士が支え合っているから固いです。
逆に、
連結が一枚でも離れると一気に薄くなることがあります。
考え方は金を狙うのと同じで、
攻めたい地点の守り駒を減らすことが目的になります。
漫画の主人公なら1人で敵陣に突っ込んでも何とかなりますが、
将棋はだいたい何ともなりません。
例えば次の局面では、8三の地点を香車2枚で狙っていますが、
相手の守りも玉と銀の2枚で、正面突破はできません。

このようなときは、
守り駒の“効き”をずらす発想が重要になります。
ここでは6三銀が成立します。

同銀なら8三香成で突破。
9三玉と逃げても7四銀成でさらに8三の地点に枚数を足せます。
駒を取てなくても、守りの連結を崩すだけでも十分な成果が期待できます。
④ 玉のこびんを狙う
玉が角のラインに入っている局面では、こびん攻めが非常に有効です。
そのため囲う側も、できるだけ角の斜めラインに入らないように玉を移動させます。
こびん攻めは強烈で、歩1枚で形勢が動くこともあります。
斜め後ろの席ポジションは、恋愛漫画でも将棋でもだいたい強いです。
以下、参考局面です。

玉が角の斜めラインに入っているため、8四歩が強烈です。
同歩と取られると、そこで8三歩が激痛。
同銀と取ると玉が取られてしまうため、実質受けづらい形になります。
このまま放置すると、
8二歩成 → 同金 → 再度8三歩
と進み、斜めのラインで攻めが継続します。

このように、一度ラインが通ると攻めが連続しやすいのがこびん攻めの特徴です。
見えるようになると一気に武器になります。
⑤ と金攻め
地味ですが、
と金は最強の攻め駒です。
普段は目立たないのに、敵陣に入ると
急に主役になるタイプです。
取られても歩なので、
と金を守り駒と交換される展開になると、受け方が一気に難しくなります。
そのため、
守りが固いけど、相手の攻めが遅い局面では、
無理にこじ開けるより、と金を作る方が有効なことが多いです。
例えば以下の局面。

ここで7二銀のような手だと、
同金 → 同龍 → 7一銀 と取った銀を埋められ、
攻めが続きにくくなります。
では、と金での攻めはどうでしょうか。
5四歩 → 同歩 → 5三歩 と進め、
と金作りを目指します。

このあと 5二歩成 と、と金を作り、
6二と → 同金 → 同龍 と進むと、
先ほどは打てた銀が、今回は歩なので打つ駒がありません。
このように、
と金でじわじわ圧力をかけられる形になると、守る側は非常に苦しくなります。
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まとめ
囲いが固いときは、
力だけで壊そうとしないことが大切です。
・守りの金をはがす
・桂馬や角の頭を狙う
・守りの枚数を減らす
・玉のこびんを突く
・と金で圧力をかける
この視点を持つだけで、
囲いの見え方はかなり変わります。
囲いは、
同じ場所を攻め続けるだけでは崩れません。
守りが厚いなら、別の弱点を見る。
それだけで突破口が見えてくることは多いです。
力も大事ですが、広い視点で見ることが囲い崩しの第一歩です。
正面から押しても開かないドアも、横にスライドすると開くことがあります。
囲いもだいたい同じです。
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